AIの専門家として出版した同年、研修講師としてもデビューしました。
自分でカリキュラムを組み立てたり、既存カリキュラムを実施するなどセミナーを何度も何度も登壇させていただきました。
また、企業単発のセミナーや、ウェビナー、新入社員研修のような長期間にわたる研修まで、さまざまな研修をいたしました。
兼ね登壇したセミナーはご好評を得て、リピート依頼や満員・増枠の要望を多数いただいております。
そこで、「なぜ、人気のセミナーが出来上がるのか?」をバードアイの視線からノウハウを捉え再現性のある方法として、文字化できないかとの思いからブログを綴っております。
研修の主体はだれ?
「研修の主体」考えたことありますか?
すべての研修は「結果」を得るために行われています。
「結果」とは、受講者が研修で
「知識やスキルを習得してもらうこと」
でしょうか?
それでは、eラーニングやYoutubeの動画で充分だと言われてしまいます。
リアル会場での研修や、生放送(ZOOM)でのオンライン研修では、eラーニングやYoutubeでは到達できない、もう一歩先をゴールにしなければ、せっかくの研修の「価値」が薄れてしまいます。
リアルな時間を共にする受講者との場においては、より高いゴールを定める必要があります。
それは、研修で身に着けた知識やスキルを活用し
ビジネスや生活で成果を出してもらう
ことです。
そう考えると、研修の主体は「受講者」「参加者」であり、講師は手助けをする存在=脇役に徹しなければなりません。
無料のセミナーだからといって、手を抜いてはいけません。貴重な時間を受講者の方々から頂くのです。真剣に向かい合い、必ず成果をだしてもらうという気持ちを持ち、講師を行います。
研修の目的
研修の目的とは、たとえば、
「ビジネススキル研修では、ビジネスにおいて基本となる社会人としてのマナーや心構えを行います」
と表現されることが多いです。
平たく読むと、目的は「ビジネススキルを教えること」と、講師は読み解くことが多いですが、そこに落とし穴があります。
受講者がスキルを理解し、身に着けることは低いゴール。eラーニングの動画再生でもYoutubeでもできます。
さらに一歩先の「ビジネスや生活で活用して成果をだしてもらう」
そこまで導くのが、受講者と同じ時間を共にする講師の果たすべき役割なのです。
講義を聞いて、「楽しい研修だったね」と受講者が評価する。
それはあくまで手前のゴール。
もっと先にある「あの時の研修が成果に結びついた。役立った!」と行動に起こして頂くところまでを導く必要があるのです。
受講者が「あの時の研修のおかげだ!」と思ってくれれば最高です。
講師の名前とか覚えていただかなくても良いのです。
そのための講義の組み立てノウハウであり、話術であり、進め方なの
私も多くの方々に「ChatGPT使いこなしセミナー」を行ってきました。
みなさん、色々とChatGPTを使いこなして仕事で活用しているようです。それら情報を目にするたびに「あの時の講習をお役に立ててくれている。ありがとう」という気持ちになります。
また、多くの情報セキュリティセミナーを行ってきました。
その後、多くの受講者様が勤めている企業が、セキュリティ事故を起こさず日々を過ごしていただいております。「よかった。セミナー受講者様の企業だけでもサイバー攻撃から守れたのかな」という気持ちです。
講習を行い、持ち帰ってもらった「お土産」が活用されているのかと思っております。
特定企業様から、「社内で当社オリジナルのセキュリティセミナーを開催して!」を、お声掛けも頂いております。嬉しい限りです。
この連載へ込めた想い
この連載は、この価値観で、真剣に・心を込めて書かせて頂きます。
抽象的なところから、具体的なところまで、そして、方法や手段についても細かく記載いたします。
このブログを読んでいただき、一人でも多くの受講者の方の「行動変容を促す講師」になっていただけることを心から願っています。